ニホニウム(nihonium)
原子番号 113
2004年7月23日に理化学研究所仁科加速器研究センターの森田浩介博士らのチームによって113番元素が合成された。ビスマスの原子核に亜鉛の原子核を衝突させることで合成された。2015年にはIUPACによって113番元素の発見が承認され、2016年には名称が正式に決定した。元素名は発見国の日本にちなむ。元素名の有力な候補であったニッポニウムは1908年に一度提案されており、再びその名前は使うことができない決まりであった。新元素の認定と命名はアジア初となった。質量数は278のものと、282から286のものが見つかっている。質量数が278のものは半減期が約0.0014秒である。これらはα崩壊によってレントゲニウムになる。