第1回ノーベル化学賞は、1901年、化学熱力学の法則および溶液の浸透圧の発見により、Jacobus Henricus van’t Hoffが受賞した。
ファント・ホッフ(Jacobus Henricus van’t Hoff)
1852.8.30~1911.3.1
オランダの化学者
1874年に炭素化合物の正四面体構造を提唱、不斉炭素原子の概念を導き、立体化学の基礎を築いた。1884年には化学平衡や反応速度の研究から、化学反応の理論の基礎を確立。また、1885~1887年に発表された浸透圧などの希薄溶液に関する理論は、溶液論を確立させた。Arrhenius、Ostwaldとともに物理化学を建設した一人である。