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ノーベル化学賞(1905年)

1905年のノーベル化学賞は、有機染料およびヒドロ芳香族化合物の研究、有機化学と化学工業への貢献により、Johann Friedrich Wilhelm Adolf von Baeyer が受賞した。

 

バイヤー(Johann Friedrich Wilhelm Adolf von Baeyer)

1835.10.31~1917.8.20

ドイツの化学者

 

1865年から藍の主成分であるインジゴの研究をはじめ、1878年に完全な合成に成功。1883年には構造を決定した。1885年には炭素化合物の安定性に関する張力説を発表し、1888年ベンゼンの環状構造に対して、中心式の考え方を述べた。その他に、フタレイン系色素、尿酸化合物の研究などの功績がある。門下からはH. E. Fischer、V. Meyer、R. Willstätter、K. Graebe、C. T. Libermannら多くの優れた化学者が出た。