1907年のノーベル化学賞は、生化学の研究および無細胞的発酵の発見により、Eduard Buchner が受賞した。
ブフナー(Eduard Buchner)
1860.5.20~1917.8.13
ドイツの生化学者
酵母の細胞をすりつぶして酵素液をつくり、そこに糖を加えると、発酵が起こりアルコールが生成されることを発見。これを1897年に発表した。当時定説となっていた、発酵には生きた酵母細胞が必要だとするL. Pasteur の考えを覆すものであった。そして、発酵現象を化学的に研究する酵素化学を開拓することとなった。第1次世界大戦に従軍し戦死した。