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ノーベル化学賞(1915年)

1915年のノーベル化学賞は植物の色素、特にクロロフィルの研究により、Richard Martin Willstätter が受賞した。

 

ウィルシュテッター(Richard Martin Willstätter)

1872.8.13~1942.8.3

ドイツの生化学者

 

生命現象を有機化学の立場から研究することを目標とし、アトロピンやコカインなどのアルカロイド、アントシアニン類の研究を行った。1910年にはクロロフィルの結晶化に成功、その骨格構造を決定した。1918年頃から酵素の研究をはじめ、カルボキシラーゼ、プロテアーゼ、リパーゼなどの分離、精製に成功した。また、炭酸同化作用(光合成)におけるクロロフィルの働きについても研究した。