ドブニウム(dubnium)
原子番号 105
1970年にアメリカのカリフォルニア大学バークリー研究所のチームが、カリホルニウムの原子核に窒素の原子核を衝突させることによって105番元素を合成した。また同年、ソビエト連邦(当時)の合同原子核研究所のチームが、アメリシウムの原子核にネオンの原子核を衝突させることによっても、105番元素が合成された。一度はフランスの原子物理学者Jean Frédéric Joliot-Curie にちなんでジョリオチウムという名称が提言されたが、1997年にはドブニウムという名称が正式に決定した。元素名は合同原子核研究所の所在地であるドゥブナにちなむ。質量数が268のものは半減期が約29時間で、α崩壊によってローレンシウムとなる。