ラザホージウム(rutherfordium)
原子番号 104
1969年にアメリカのカリフォルニア大学バークリー研究所のチームが、カリホルニウムの原子核に炭素の原子核を衝突させることによって104番元素を合成した。現在ではこれが104番元素の発見とみなされている。ソビエト連邦(当時)の合同原子核研究所のチームも1964年に発見したと主張し、クルチャトビウム(Ku)という名称を提案していたが、これは認められなかった。また1994年に一度はドブニウムという名称が提言されたが、1997年にはラザホージウムという名称が正式に決定した。元素名はイギリスの物理学者E. Rutherford にちなむ。質量数が267のものは半減期が約1.3時間で、α崩壊によってノーベリウムとなる。