アクチニウム(actinium)
原子番号 89
m.p. 1050℃ b.p. 3198℃
密度 10.06(g/cm3)
単体は銀白色の金属。アクチノイド。1899年フランスの化学者André-Louis Debierneがピッチブレンドから発見した。天然にはウラン鉱石に微量含まれる。元素名は放射能をもつことから、ギリシャ語で「光線」を意味する"actis"にちなむ。1902年にドイツの化学者F. Geeselが発見し"emanium"と名付けたものもアクチニウムと同一であった。空気中では表面に白い酸化被膜を形成し、暗所では青白色に発光する。水溶液中では3価の陽イオンで存在する。