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ノーベル化学賞(1921年)

1921年のノーベル化学賞は、放射性物質の研究および同位体の起源と性質に関する研究によりFrederick Soddyが受賞した。

 

ソディ(Frederick Soddy)

1877.9.2~1956.9.22

イギリスの化学者

 

カナダのマクギル大学でE.Rutherfordとともに放射能の研究を行い、1903年には放射壊変の理論を発表。その後イギリスに戻ってからはW.Ramsayのもとでラジウムエマナチオンを研究し、壊変するときにヘリウムが放出されることを確かめた。α線がヘリウムの原子核であることも明らかにした。1913年にはK.Fajansとは独立に放射性元素の変位法則を発見した。また、初めて同位体の存在を明らかにした。