アルゴン(argon)
原子番号 18 原子量 39.948
m.p. -189.3℃ b.p. -185.8℃
密度 1.784(g/L)
単体は無色無臭の気体。貴ガス。1894年にイギリスの化学者Lord RayleighとW. Ramsayが空気中から分離、発見した。化学的に不活性で化合物をつくりにくいことから、ギリシア語で「怠け者」という意味の"argos"が元素名の由来となっている。40Kが放射壊変して40Arとなるため、アルゴンは比較的豊富に存在する。空気中の存在量は0.934%であり、存在比は二酸化炭素(0.038%)よりも多い。蛍光灯などの封入ガス、金属製錬時の酸化防止ガス、赤色放電管などで利用される。