クリプトン(krypton)
原子番号 36 原子量 83.798
m.p. -156.66℃
b.p. -152.3℃
密度 3.7493(g/L)
単体は無色無臭の気体。貴ガス。1898年にイギリスの化学者W. RamsayとM. W. Traversが液体空気中から発見した。ギリシア語で「隠された」という意味の"kryptos"が元素名の由来となっている。化学的には不活性だが、フッ化物KrF2などが存在する。電球にクリプトンを封入することでタングステンの蒸発を抑え、フィラメントを長持ちさせることができる。また、カメラのフラッシュでの利用もある。クリプトンガスを吸引するとヘリウムガスとは逆に声が低くなる。