テルル(tellurium)
原子番号 52 原子量 127.60
m.p. 449.5℃ b.p. 990℃
密度 6.24(g/cm3)
単体は銀灰色の固体。半金属元素。両性元素。有毒。1782年、オーストリアのF. J. Müllerにより発見された。元素名はラテン語で「地球」を表す"tellus"にちなむ。地殻中に存在する量はごくわずかで、天然には硫化鉱物中に少量含まれる。工業的には、銅や鉛の電解製錬の際に陽極泥から得る。空気中で加熱すると酸化物TeO2を生じる。ハロゲンと反応してハロゲン化物となる。陶磁器やガラスの着色剤、書き換えができるDVDの記録層、熱電素子などで利用される。